AWS Lambda Insightsの見方

Lambda Insightsの見方について記載します。

Lambda Insightsの有効化方法については以下の記事をご参照ください。

AWS Lambda Insightsを有効化する方法と無効化する方法
AWS Lambda Insightsの有効化と無効化の切り替えは簡単に行えます。Lambda Insightsは有料ですので、エラー発生時など調査が必要な時だけ有効化、不要な時は無効化した方がいいと思います。Lambda関数の実行数に応じて料金も増えていくので、実行数が多い場合は要注意かと思います

Lambda Insightsを有効化することによって追加されるCloudWatchメトリクスについては以下の記事をご参照ください

AWS Lambda Insightsを有効化後に追加されるメトリクスの確認方法
Lambda Insightsを有効化後に「CloudWatchに追加されるメトリクス」「メトリクスの確認方法」について記載します。 メトリクスはCloudWatchのメトリクスから確認可能。EC2などのメトリクスと同様の確認方法。追加されるメトリクスは「init_duration(コールドスタート)」など8つです。

本記事ではLambda Insightsの見え方・見方について記載します。

Lambda Insightsではマルチファンクションとシングルファンクションのどちらかを選択することができます

選択可能な2つのモード

マルチファンクション
→すべての関数のメトリクスを確認するときに使う
シングルファンクション
→1つの関数を指定してメトリクスを確認するときに使う

スポンサーリンク

Lambda Insightsの見方

AWSコンソールからCloudWatch画面を開き、Lambda Insightsを選択することで見ることができます。

Lambda Insights 画面からマルチファンクションシングルファンクションどちらかを選択して、メトリクスを確認することができます。

まずは、マルチファンクション選択時の画面の見方について記載します。

マルチファンクション選択時の見え方

マルチファンクション選択時は、以下のような画面となります。

Lambda Insightsマルチファンクション

Lambda Insightsマルチファンクション

表示されるメトリクスは以下のようになります。

  • GB-s Usage
  • 所要時間
  • 呼び出し
  • エラー
  • メモリ使用量 (最大)
  • ネットワーク使用量
  • Concurrent Executions Maximum
  • スロットリング

上記以外に関数の概要(以下の画面)の確認ができます。

関数の概要で問題のありそうな関数をみることもできそうですね。

気になる関数があれば、関数名のリンクを押下すると、シングルファンクションの画面に飛べます。

LambdaInsights関数の概要

LambdaInsights関数の概要

次に、シングルファンクション選択時の画面の見方について記載します。

シングルファンクション選択時の見え方

シングルファンクション選択時は、以下のような画面となります。

Lambda Insightsシングルファンクション

Lambda Insightsシングルファンクション

表示されるメトリクスは以下のようになります。

  • 呼び出しとエラー
  • 所要時間
  • スロットリング
  • メモリ使用量
  • CPU使用率
  • ネットワーク使用量

上記以外に最新の 1000 回の呼び出し(以下の画面)の確認ができます。

LambdaInsights 最新の 1000 回の呼び出し

LambdaInsights 最新の 1000 回の呼び出し

エラーの有無や所要時間が確認できます。

ちなみに、「開始期間」はコールドスタートの所要時間のことです。

気になるリクエストがあれば、チェックボックスにチェックを入れ、「パフォーメンスログを表示」ボタンでパフォーマンスログを確認できます。

パフォーマンスログについては以下の記事をご参照ください。

AWS Lambda Insightsを有効化後に出力されるパフォーマンスログの活用方法
Lambda Insightsを有効にすると、関数が呼び出されるたびに 「実行時間」「CPU」「メモリ」「コールドスタート」などの情報がパフォーマンスログとして出力されます。 ログインサイトを利用したパフォーマンスログの活用方法について記載します。コールドスタートやリクエスト毎のリソース状態の調査をすることが可能です。

まとめ

Lambda Insights画面の見え方について見てみました。

使い方としては、以下のような使い方ができます。

使い方

①マルチファンクションで問題のありそうな関数を特定
②問題のありそうな関数の詳細は「シングルファンクション」で確認
③リクエスト毎の情報が見たい場合は「シングルファンクション」の下に表示される「最新の 1000 回の呼び出し」で確認
④さらにリクエスト毎の詳細を知りたい場合は、パフォーマンスログの確認

 

公式の記事は以下から参照できますー

Amazon での Lambda Insights の使用 CloudWatch - AWS Lambda
このページでは、Amazon CloudWatch Lambda Insights を有効にして使用し、AWS Lambda関数の問題を診断する方法について説明します。