2023年4月のAWSアップデートーBedrockの限定プレビュー公開とか

2023年4月のAWSアップデート情報を見ていきます。これから業務で使えそう/知っておいたら得しそうな観点で4つに絞ってアップデート情報を記載しています。

最も大きいアップデートは「Bedrock」の限定プレビュー公開かと思います。

それではアップデート内容を1つずつ見ていきます。

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4/10(月)ーAmazon RDS for PostgreSQLが読み込み性能を最大で2倍に

RDS for PostgreSQLの読み込み性能が上がったようです。

以下のように対象となるPostgreSQLのバージョンとインスタンスタイプがあるようです(公式からの引用)

Amazon RDS Optimized Reads is available by default on RDS for PostgreSQL versions 15.2 and higher, 14.7 and higher, and 13.10 and higher. This feature is now available on Intel-based M5d and R5d instances with up to 3,600 GiB of NVMe-based-SSD block-level storage and AWS Graviton2-based M6gd and R6gd database (DB) instances with up to 3,800 GiB of NVMe-based SSD block-level storage and up to 25 Gbps of network bandwidth. You can configure these disk based DB instances as Multi-AZ DB cluster, Multi-AZ DB instances, and Single-AZ DB instances. 
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/04/amazon-rds-optimized-reads-2x-faster-queries-rds-postgresql/

ポイント

対象となるPostgreSQLバージョン:15.2以上、14.7以上、13.10以上
対象となるRDSインスタンス:M5d、R5d、M6gd、R6gd、
追加料金はかからない

4/13(木)ーBedrock限定プレビュー公開

今流行りの生成AIのサービスです。

以下が手っ取り早く理解できそうな記載です。(公式からの引用)

Amazon Bedrock の最も重要な機能の 1 つが、モデルのカスタマイズの容易さにあります。ユーザーは Amazon Simple Storage Service(Amazon S3) でラベル付けされたいくつかのサンプルで Amazon Bedrock を指示するだけで、特定のタスクに合わせてモデルの調整ができ、大量のラベル付けデータを用意する必要はありません (20 例程度のデータで十分です)。例えば、大手のファッション小売企業のコンテンツマーケティングマネージャーが、新作のハンドバッグの発売のために斬新なターゲティング広告とキャッチコピーを考案する必要がある場合を考えてみましょう。まず Amazon Bedrock にこれまでのキャンペーンで最も効果を挙げたキャッチコピーの例をラベル付けしたものと、関連商品の説明とのセットをいくつか学習させます。すると、Amazon Bedrock は自動的に新作ハンドバッグ向けに効果的なソーシャルメディア、ディスプレイ広告、ウェブ用のコピーを生成し始めます。すべてのデータは暗号化されて自社の仮想プライベートクラウド (VPC) から出ることはないため、企業は自社データの個人情報や機密情報の保護について、信頼を置くことができます。

AWS で生成系 AI を使用した構築のための新ツールを発表 | Amazon Web Services
本日 AWS は Amazon Bedrock を発表しました。これは AI21 Labs、Anthropic, Stability AI および Amazon の基盤モデルを API で利用できるようにする新しいサービスです。Bedrock はお客様が基盤モデルを使って生成系AIベースのアプリケーションを構築・拡張す...
ポイント

モデルのカスタマイズが容易
VPCからでない
→個人情報や機密情報を保護できる

 

4/13(木)ーCodeWhispererが一般利用開始(GA)

主な機能は以下の通りかと思います。早くセキュリティ的にも安心なコードを書ける!というサービスです。

  • スニペット機能
  • コメントからコードを自動生成
  • セキュリティスキャン

<対応しているコードエディタ>

Visual Studio (VS) Code,JetBrains,AWS Cloud9

<対応している言語>

Python, Java, JavaScript, TypeScript, C#, Go, Rust, PHP, Ruby, Kotlin, C, C++, Shell scripting, SQL, Scala.

4/20(木)CodeCatalystが一般利用開始(GA)

主な機能は以下で、GitHubに近いことをできるような感じです。

  • issue
  • プルリク
  • CI/CD

まとめ

Bedrockという生成AIサービスの限定プレビュー公開と、CodeWhipererというコード作成を支援してくれるAIと、AI系の公開が多かった印象です。

また、ソースコード開発に関連して、CodeWhiperer、CodeCatalystというサービスがGAになりました。CodeWhiperer使ってコード作成して、それをCodeCatalystを使って管理するといった使い方ができそう!