今回は2023年1月〜3月のAWSアップデート情報を見ていきます。これから業務で使えそう/知っておいたら得しそうな観点で8つに絞ってアップデート情報を記載しています。
最も大きいアップデートは「Amazon Linux 2023」の公開かと思います。
それではアップデート内容を1つずつ見ていきます。
1/24(火)ーAmazon RDS Blue/Green Deployments機能で、Amazon Aurora MySQL 3 (with MySQL 8.0 compatibility)対応
まず RDS Blue/Green Deploymentsは、以下のようなサービスです(公式からの引用)
Amazon RDS ブルー/グリーンデプロイのサポートが開始され、Amazon Aurora と Amazon RDS のデータベースのより安全、簡単、迅速な更新が可能になりました。ブルー/グリーンデプロイでは、本番環境をデプロイおよびテストし、フルマネージド型のステージング環境を作成しながら、現在の本番データベースを安全に保つことができます。ワンクリックすればほんの 1 分ほどで、ステージング環境を新たな本番システムに昇格できます。その際、アプリケーションへの変更やデータの損失は発生しません。 引用元
このRDS Blue/Green Deploymentsは、MySQL 8.0には対応していませんでしたが、MySQL 8.0に対応したよということです。
1/25(水)ー Amazon OpenSearch Serverless が一般提供開始(GA)
Amazon OpenSearch Serverlessとは、Amazon OpenSearch Service のサーバーレスバージョンです。
Amazon OpenSearchはもともとは、Elasticsearch Service というサービス名で、簡単にいうと検索エンジンです。
2/22(水)ーAWS App Runner でHTTPリクエストをHTTPSにリダイレクトする機能が追加されました。
AWS App Runnerとは、簡単に言うとコンテナを動かすサービスです。デプロイが容易なのが特徴です。
App RunnerはHTTPSのみ受け付けておりHTTPでアクセスするとエラーになっていましたが、今後はHTTPでアクセスした際はHTTPSへリダイレクト(301リダイレクト)する様になるよーということです。
3/7(火)ーAWS Application Composer が一般提供開始(GA)になりました
マネジメントコンソール上のビジュアルキャンバス上でサービスコンポーネントを組み合わせることで SAM テンプレートを自動生成してくれるとっても便利な機能がGAになりましたー
3/8(水)ーAmazon DynamoDB で表の削除防止機能が利用可能になりました。
記載の通り、削除防止機能が利用可能になりました!誤って削除という怖いリスクが減ります。
3/13(月)ーAmazon NeptuneがSlow Query Logに対応しました
Amazon Neptuneとはグラフ型データベースです。
詳細は公式記事をご参照ください。
Amazon Neptuneの遅いクエリをCloudWatch Logsに出力することができるようになったよーということです。
3/15(水)ーAmazon Linux 2023(AL2023)を発表
ついにでましたAmazon Linux 2023!
Amazon Linux 2の次のOSですね。
メジャーバージョンは2年ごとの頻度でリリースされ、最大5年間のサポートが提供されると公表されているので、メンテナンス計画が立てやすそう!
以下公式記事です。
3/31(金)ーAmazon VPC Latticeが一般利用開始
VPC Latticeはサービス間通信をシンプルに実現するVPCの新しい機能です。
まとめ
次々と新サービス公開や既存サービスの更新がされてますね。
改めて主要な更新内容を記載しておきます。
- Amazon RDS Blue/Green Deployments機能で、Amazon Aurora MySQL 3 (with MySQL 8.0 compatibility)対応
- Amazon OpenSearch Serverless が一般提供開始(GA)
- AWS App Runner でHTTPリクエストをHTTPSにリダイレクトする機能が追加されました。
- AWS Application Composer が一般提供開始(GA)になりました
- Amazon DynamoDB で表の削除防止機能が利用可能になりました。
- Amazon NeptuneがSlow Query Logに対応しました
- Amazon Linux 2023(AL2023)を発表
- Amazon VPC Latticeが一般利用開始
ではでは今回はここまで!