Amazon LightsailでWordPressを構築してみて、EC2との違いについて考えてみた

Lightsailについて、存在は知っていましたが、触ったことが無かったため、試しにLightsailでWordPressを構築してみました。

結論としてはEC2と比べて構築作業の難易度はそれほど変わらない印象です。

どちらも簡単。

EC2での構築方法は以下をご参照ください

AWSのEC2に簡単にWordPressをインストールする方法(AMIでWordPressを使用)

簡単にAWSのEC2にWordPressをインストールする方法です。5分で動作確認までできます。 ハマるポイントとしては、WordPressログイン時のパスワードの確認くらいです。 AMIはWordPress Certified by Bitnami and Automatticを使用します

it.kensan.net

2023.02.18

それでは早速、LightsailでWordPressを構築していきます。

LightsailでのWordPress構築

操作は直感的に行えるので、詳細は省きますが、以下のような感じです。

1. Lightsail コンソール画面からWordPressを選択して構築
2. NetworkingタブからPUBLIC IPを確認

3. PUBLIC IPでHTTPアクセスするとWordPress画面が表示される

4. 「http://PUBLIC IP/wp-admin」でWordPress管理画面が表示される

こんな感じです。肝心のWordPress管理画面にアクセスするにはサーバにSSH接続してパスワードを確認する必要があります。

普段サーバ構築していない人にとっては一気にハードルが上がったような….

パスワードは、Lightsail画面のConnectタブ(以下の画面)から「Connect using SSH」ボタンを押下して、以下のコマンドを叩き、「password」で検索すると見つかります。

less /var/log/syslog

Lightsail_ssh接続

そして見つけたパスワードとIDは「user」でWordPress管理画面にアクセスできます。

構築完了です

EC2とLightsailどっちの方が簡単にWordPress構築できるか

EC2とLightsailどちらの方が簡単にWordPress構築できるかについては、どちらも簡単なのでどちらとも言えない感じです。

普段EC2に慣れている人はEC2の方が楽かもしれません。

逆にEC2を触ったことがなければ、Lightsailの方が直感的に作業できて楽かもしれません。

結局使う人次第ですね。

EC2の方が歴史がある関係でネット上に情報がいっぱいあるので、トラブルシューティングの際はEC2の方が有利かもしれません。

LightsailとEC2の違いについて

Lightsailを使ってみて、LightsailとEC2の違いについて考えてみました。

が、LightsailにもWEBサーバとして必要な機能

• CloudFront使える
• ロードバランサー使える
• IP制限できる

があり、特段違いがないように思えました

ネット情報を漁っていると、公式でちょうどいい記事がありました。

Amazon EC2 と Amazon Lightsail を比較する

仮想サーバーを使ってアプリケーションを実行したいと考えています。Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) と Amazon Lightsail の違いは何ですか。

repost.aws

この記事を見て、大きな違いとして、

• 容易さ
  • EC2は、高度なカスタマイズやスケーリングが可能なフル機能のクラウドインスタンス
  • Lightsailは、簡単なインスタンス設定を提供している。一般的なアプリケーションやウェブサイトを簡単に設定し、運用するために設計されている。
•  料金
  • EC2：従量制
  • Lightsail：月額固定

というところかと思いました。

料金がLightsailは月額固定で安いということと、容易さが大きな違いという見解です。

そのため、LightsailとEC2どちらで構築するかで悩んだら

• 自分がEC2とLightsailどちらに慣れているか
• 費用面
• EC2で可能なカスタマイズが必要か(難易度が高いEC2の細かな設定をする必要があるか)

の3つの観点で検討するのがいいかと思います。